政府の「革新的環境イノベーション戦略」の「イノベーション・アクションプラン」において設定されている5分野・16課題・39技術テーマを以下に示します。①~㊴の各技術テーマごとに会員が取り組んでいる研究開発や実証事業をご覧いただくことができます。
Ⅰ.エネルギー転換
1.再生可能エネルギーを主力電源に
① 設置場所の制約を克服する柔軟・軽量・高効率な太陽光発電の実現
② 地下の超高温・高圧水による高効率発電(超臨界地熱発電)の実現
③ 厳しい自然条件に適応可能な浮体式洋上風車技術の確立
2.デジタル技術を用いた強靱な電力ネットワークの構築
④ 再生可能エネルギーの主力電源化に資する低コストな次世代蓄電池の開発
⑤ 系統コストを抑制できるデジタル技術によるエネルギー制御システムの開発
⑥ 高効率・低コストなパワーエレクトロニクス技術等の開発
3.低コストな水素サプライチェーンの構築
⑦ 製造:CO2フリー水素製造コスト1/10の実現
⑧ 輸送・貯蔵:圧縮水素、液化水素、有機ハイドライド、アンモニア、水素吸蔵合金等の輸送・貯蔵技術の開発
⑨ 利用・発電:低コスト水素ステーションの確立や、低NOx水素発電の技術開発
4.革新的原子力技術/核融合の実現
⑩ 安全性等に優れた原子力技術の追求
⑪ 核融合エネルギー技術の実現
5.CCUS/カーボンリサイクルを見据えた低コストでのCO2分離回収
⑫ CCUS/カーボンリサイクルの基盤となる低コストなCO2分離回収技術の確立
Ⅱ.運輸
6.多様なアプローチによるグリーンモビリティの確立
⑬ 自動車、航空機等の電動化の拡大(高性能蓄電池等)と環境性能の大幅向上
⑭ 燃料電池システム、水素貯蔵システム等水素を燃料とするモビリティの確立
⑮ カーボンリサイクル技術を用いた既存燃料と同等コストのバイオ燃料・合成燃料製造や、これら燃料等の使用に係る技術開発
Ⅲ.産業
7.化石資源依存からの脱却(再生可能エネルギー由来の電力や水素の活用)
⑯ 水素還元製鉄技術等による「ゼロカーボン・スチール」の実現
⑰ 金属等の高効率リサイクル技術の開発
⑱ プラスチック等の高度資源循環技術の開発
8.カーボンリサイクル技術によるCO2の原燃料化など
⑲ 人工光合成を用いたプラスチック製造の実現
⑳ 製造技術革新・炭素再資源化による機能性化学品製造の実現
㉑ 低コストメタネーション(CO2と水素からの燃料製造)技術の開発
㉒ CO2を原料とするセメント製造プロセスの確立/CO2吸収型コンクリートの開発 他
Ⅳ.業務・家庭・その他・横断領域
9.最先端のGHG削減技術の活用
㉓ 分野間の連携による横断的省エネ技術の開発・利用拡大
㉔ 低コストな定置用燃料電池の開発
㉕ 未利用熱・再生可能エネルギー熱利用の拡大
㉖ 温室効果の極めて低いグリーン冷媒の開発
10 .ビッグデータ、AI 、分散管理技術等を用いた都市マネジメントの変革
11.シェアリングエコノミーによる省エネ/テレワーク、働き方改革、行動
㉘ シェアリングエコノミー/テレワーク、働き方改革、行動変容等の促進
12.GHG削減効果の検証に貢献する科学的知見の充実
㉙ 気候変動メカニズムの解明/予測精度向上、観測を含む調査研究、情報基盤強化
Ⅴ.農林水産業・吸収源
13 .最先端のバイオ技術等を活用した資源利用及び農地・森林・海洋へのCO2吸収・固定
㉚ ゲノム編集等バイオテクノロジーの応用
㉛ バイオマスによる原料転換技術の開発
㉜ バイオ炭活用による農地炭素貯留の実現
㉝ 高層建築物等の木造化やバイオマス由来素材の利用による炭素貯留
㉞ スマート林業の推進、早生樹・エリートツリーの開発・普及
㉟ ブルーカーボン(海洋生態系による炭素貯留)の追求
14 .農畜産業からのメタン・N2O排出削減
㊱ イネ品種、家畜系統育種、及び農地、家畜の最適管理技術の開発
15.農林水産業における再生可能エネルギーの活用&スマート農林水産業
㊲ 農山漁村に適した地産地消型エネルギーシステム構築
㊳ 農林業機械・漁船の電化、燃料電池化、作業最適化等による燃料や資材の削減(農林水産業のゼロエミッション)