環境・社会評価研究チーム
新規技術の普及が環境や社会にもたらす影響を評価し、ゼロエミッション社会への道筋を探ります。

研究テーマ
- 数理モデルを用いた長期エネルギーシナリオの検討
- システム思考・ライフサイクル思考に基づく技術評価
- 包括的アプローチによる持続可能なバイオマス利用評価

メンバー紹介
島田 佑太朗
藤井 朋子
環境・社会評価研究チームでは、ゼロエミッション社会に必要な革新的技術に関する評価研究を実施しています。
技術に関する高い専門知識と包括的な視点に基づく技術評価を行って、新規技術の普及が環境や社会経済にもたらす影響を明らかにしていきます。また、数理モデルなどを用いて技術のエネルギーシステムにおける位置づけを分析し、カーボンニュートラル実現に向けたシナリオ策定にも取り組んでいます。
具体的には、以下の3つのテーマに取り組んでいます。
数理モデルを用いた長期エネルギーシナリオの検討
「産総研MARKAL」「AIST-TIMES」などの数理モデルを用いて、将来のエネルギー需給をシミュレーションし、カーボンニュートラル実現に向けた低炭素技術の導入シナリオを分析します。シミュレーションで得られる結果は、カーボンニュートラル実現に向けた技術開発や取るべき対策の方向性を検討するための基礎的な情報として活用できます。
【プレス発表】日本の2050年カーボンニュートラル実現に向けたシナリオ分析(2022/10/05)
【プレス発表】カーボンニュートラル実現のために何をすべきか(2025/02/03)

システム思考・ライフサイクル思考に基づく技術評価
新規技術の普及がもたらす影響(環境性、経済性、社会性、供給安定性)を、技術に関する専門知識と包括的な視点に基づいて評価します。技術を個別に見るのではなく、エネルギーシステムやサプライチェーン全体を俯瞰して評価することで、革新的技術を社会実装につなげるための技術要素や制度を明らかにしていきます。
包括的アプローチによる持続可能なバイオマス利用評価
水・エネルギー・食料の相互関係を表す「WEF(Water-Energy-Food)Nexus」アプローチに基づき、バイオマス資源が豊富なアジアにおいてバイオマス利活用が環境や社会経済に与える長期的影響を評価することで、持続可能でレジリエントな将来の実現を支援していきます。
関連動画
研究
ハイライト
